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ランの酸素ハウス生活【第3話】|ペットの酸素室はどう準備する?【レンタル編】

8月5日
読了時間: 10分

ペットの酸素室って、どうやって借りるの?

これは、病院でランの体内酸素濃度は基準を大きく下回っており

呼吸が常に苦しいため「高濃度酸素室内での生活が推奨されます」と獣医さんに伝えられたた時に、私が一番最初にぶつかった疑問でした。


ペットの酸素室なんて調べたこともなかったし、ネットで調べても似た名前の会社が酸素ハウスレンタルとしていくつか出てきて頭が混乱、どのメーカーを選べばいいのかも分からない。。


この記事では、ランが実際にレンタルした酸素ハウスについて

借りた流れ・料金・使ってみた感想・そして後から知って後悔したことまで、

できるだけ詳しくまとめます。簡易的な動画版はこちらをご覧ください。


※ランは長期利用になるとの判断でのちにレンタルは辞め、購入に切り替えます




レンタルしたきっかけ

ランは2024年1月24日に大きな病院を受診しました。


その日の診断で、「在宅でも酸素環境が必要」という判断になりました。


先生からは、

「ネットでレンタルできるので調べてみてください」

と言われ、待合室に戻って初めて酸素ハウスについて調べ始めました。


突然のことで頭の中はかなり焦っていましたが、検索してみると酸素ハウスセットを取り扱っている会社の埼玉支店が、偶然にも家から車で20分ほどの場所にあることが分かりました。


その時点で17時頃。私はすぐに電話をかけ、

「明日すぐレンタルしたい」

ということを伝えました。※ちなみに取りに行くと配送料は無料になります



メーカー名は「テルコム」

私がレンタルしたのは  テルコム(TERUCOM) さんです。

記憶が少し曖昧ですが、病院が連携しているメーカーがテルコムさんで、そのパンフレットを渡されたような気もします。

でも他にも色々あるから自分で良いと思ったところでレンタルしてね、という形だったように思います。


⚠️「アニコム(ANICOM)」という似た名前のペット酸素室レンタルの会社もあります!

内容はとても異なるのでお気をつけください。


ここで更に少しややこしかったのが、テルコムさんの仕組みとしては、


ペットの酸素室セット

  • 酸素濃縮器

  • ケージ(酸素室)

  • 付属品

などのセット自体のメーカーがテルコムさんで、

実際のレンタル申し込み窓口は、テルコム製品を取り扱っている全国の営業所や正規代理店(取扱店)に申し込む形でした。


つまり、申し込むのはテルコム本社のサイトではなく、各都道府県の取扱会社のサイトになります。


都道府県によっては取扱会社がない地域もあり、その場合は最寄りの支店に依頼する形になるようでした。


埼玉県では取扱店が1店舗のみで、そこがたまたま自宅から20分ほどの距離にありました。

今思うと、本当に運が良かったと思います。


他のメーカーのサイトも見ましたが、テルコムさんにしようと決めました。



さらに偶然が重なった

電話をしたあと、再び診察室に呼ばれました。

すると先生から、

「貸し出せる病院保有の酸素ハウスがありました!」

と言われたのです。


そのまま病院からレンタルできることになりました。


私は電話で事情を説明し、取りに行く予定をキャンセルして、病院からのレンタルをお願いしました。


今思うこと

その病院は、紹介が必要な精密医療専門の大きな総合病院でした。

だからこそ、いざという時に即貸し出せる酸素ハウスを保有していたのだと思います。


今振り返ると、


  • もし病院保有の在庫が無かったら頼むはずだった取扱店が家の近くにあったこと

  • 営業時間ギリギリで電話できたこと

  • 病院に貸し出し機材が残っていたこと


本当にいくつもの偶然が重なっていました。

もし近くに取扱店がなく、配送を待つしかなかったら、その間は入院になっていたのかもしれません。

あの日はただ必死でしたが、今振り返ると「色々な奇跡が重なって、ランはあの日一緒におうちに帰れたんだな」と感じています。


 ※この記事は、私が実際に利用した「テルコム(TERUCOM)」についての体験談です。他社との比較レビューではありません。


レンタルしたサイズとプラン


ランが使用したのは、中型ケージプランです。


とても小柄な子だったので、小型ケージ(〜5kg)でも良かったのですが

ランは24時間ハウス内生活になる予定であり、ご飯、寝床、トイレも設置しなければならなかったので中型ゲージ(〜10kg)にしました。(最大です)


セット内容

  • 中型ケージ:幅80×奥行55×高さ55(cm)重さ16㎏ ※床面積が約新聞2面分

  • 酸素濃縮器:幅36.5×奥行31.2×高さ58(cm)

  • マスク吸入セット


ただ、ここでも思ったのがランは元々「ジャンプも走ったりもしない」子であったので、24時間ハウス内生活になってもこれまでと運動量などに変わりはありませんでした。


もし骨格は「普通」の猫ちゃんや、「慢性的に呼吸器疾患があるから酸素ハウス内生活が求められるが動ける体調は元気な子」などは、上に移動できない狭い空間はストレスになったのではないかと思いました。。


酸素室中型ケージ
酸素室中型ケージ


料金の仕組み

テルコムの料金は、「基本料金+レンタル料金+配送料」という仕組みになっています。


私が確認した料金設定は以下の通りでした。


基本料金

  • 9,900円

酸素ハウス引渡し時に酸素濃縮器の管理にかかる経費としてレンタル日数に関係なくかかる料金


レンタル料金(中型ケージプランの場合)

  • 15日未満:1,980円 / 日

  • 15日以上:29,700円 / 月(上限)

同じ月の利用日数が15日以上になると、日額計算ではなく月額料金が適用


配送料

自宅へ配送/回収の場合の料金

自身で店舗受け取り、持ち込みの場合は発生しない


取扱店があるエリアの場合 配達・回収共に

  • 6,600円〜

※地域により料金が異なる


取扱店のないエリアの場合

配達:8,800円〜

回収:元払い


オプション

酸素濃度計レンタル

1日:220円


移動用ポータブル電源レンタル

11,000円


ケージ設置サービス

6,600円〜


料金シミュレーションが公式サイトにあるので、利用予定日数が決まっている場合は事前に確認しておくと分かりやすいと思います。


小型プランや他のプランは公式サイトをご覧ください。



ランの場合にかかったレンタル費用


レンタル開始:2024年1月24日

レンタル返却:2024年2月27日


実際にかかった費用は、


- 初月:13,970円

- 2月分:29,700円

合計:43,670円 でした。


2月は15日以上約1か月間の利用だったため、月額上限が適用されています。


酸素濃度計はレンタルしなかったのですが、のちに必要だったと思いました。

濃度数が可視化できていないと、何もわからないからです。

今どの数値なのか?足りてないのか?濃すぎていないか?など


レンタルを辞め、酸素濃縮器自体を購入に切り替えた際に揃えました。



実際に使って良かった点

あとから自分で購入した酸素ハウスと比較して、テルコムのレンタルで特に良かったと感じた点を正直に書きます。


1. ケージがしっかりしている

布製ではなく、硬いプラスチック製でかなり安定感がありました。

歪みにくく、汚れもわかりやすく染み込んだりしないので掃除もしやすかったです。

組み立ても簡単で、レンタルの際は1パーツごとに切り離せたのでだいぶコンパクトな形で渡されました。



2. 全面透明で様子が見やすい

これはかなり安心感がありました。

呼吸の速さ、寝ているか起きているか、食欲の様子、体勢の変化

などが外から確認しやすく、ビニール面と違って歪んだりしないので見え方が綺麗だったのはストレスが少なかったです。



3. 手を入れやすい

丸い空気穴や開口部が2箇所あり、撫でたり、ご飯を入れたり、体勢を直したりする時に扱いやすかったです。

基本的にその穴で開け閉めが調整できる形です。



4. 空気調整がしやすい

3での空気穴は酸素を逃がしすぎず、こもりすぎないように調整しやすい構造だと感じました。基本的に閉め切りはNGです。



5. 機械音が比較的静か

これは後から購入した酸素濃縮器と比べて感じたことですが、レンタル時の機械の方が音が静かでした。 一定した音で、音の強弱がないイメージです。

チューブをドアの下に這わせるなど工夫をし、ランがいるリビングからドア一枚挟んだ向こうに設置したので、音のストレスは少なかったと思います。



気になった点

レンタルで本当に助かった一方で、24時間生活する環境として考えると、気になった点もありました。


1. 24時間過ごすには少し狭い

中型ケージは一時的な管理には十分でしたが、ランのように長時間・長期間過ごすとなると、ベッドやトイレ、食器を置くとスペースに余裕があるとは言えませんでした。

特に「生活の場」として考えると、もう少し広さや、選べる寝床の選択肢を与えてあげたいなと感じる場面がありました。



2. 長期利用になると費用が高くなる

テルコムの中型ゲージプランの月額上限は29,700円です。

ランは最終的に2024年8月まで生きてくれて、トータルで約8ヶ月間、酸素環境が必要な生活を続けました。

もしレンタルを8ヶ月継続していた場合、単純計算では

29,700円 × 8ヶ月 = 237,600円

となります。

私はレンタルしませんでしたが、1日220円の酸素濃度計を35日間レンタルしていたとすると

220円 × 30日 = 6,600円となり、1ヶ月約36,300円


8か月継続なら総合計約30万円、、😱※これに基本料金なども追加です


一方、私が購入した酸素濃縮器セットは約13万円でした。


もちろん、実際にはレンタル開始後に購入へ切り替えているため、総額は第2話で紹介した約23万円になりましたが、長期利用が見込まれる場合は「購入した方が安くなるケースもある」と実感しました。

ただし、最初から長期になるかどうかは分からないことも多いので、まずレンタルで始めるという選択は十分ありだと思います。



3. 扉を開けると酸素濃度が大きく下がる

このケージは前面が大きく開く構造でした。

ご飯を入れる、トイレを掃除する、抱っこするなど、一度開けるたびに中の酸素が一気に外へ逃げます。

そのため、

  • 開ける回数をできるだけ減らす

  • 必要な作業をまとめて行う

  • 開けている時間を短くする

ということを意識していました。

これはレンタル品に限らず、酸素ハウス全般で大切なポイントだと思います。


これらの気になった点を全て改善できるよう、次回の「購入編」ではDIYを試みました。




後から知って正直かなり後悔したこと

これは今この記事を読んでいる方にはぜひ知っておいてほしいことです。

ネットには

「獣医師の診断や指示に基づくペット用酸素室レンタルは、ペット保険の補償対象となる場合があります」 と明記されています。

ただし、保険会社・契約プラン・診療内容によって異なります。


私は当時、このことを知りませんでした。 病院から特に案内もなく、自分でも確認していなかったため、全額自己負担で支払ってしまいました。

あとから調べると、条件によっては保険請求できた可能性がありました。

遡って請求できるケースもあると知ったのですが、その時にはすでにランは亡くなっていて 数ヶ月経っていて保険も解約していました。


正直、「知っていたら…」と思いました。 もちろん、確認しなかった自分にも落ち度はあります。

でも、今同じ状況の方にはぜひレンタル前に一度だけでも保険会社へ確認してほしいです。


まとめ

私にとってレンタルは、「とにかく今すぐ酸素環境を作るための選択」でした。

あの時、すぐに借りられたことには本当に助けられました。


ネットでレンタルだとしても、「お盆も休まず発送します!」という文字が書かれているサイトもありますので、基本的に即発送してくれるメーカーがほとんどだと思います。


一方で長期になる可能性が見えてきた時に、レンタルを続けるのか、購入に切り替えるのかという新しい悩みも出てきます。


次回予告

【購入編】として、 新品と中古の違い ・メーカー比較 ・東日本・西日本の違いやなぜ私がそのメーカーを選んだのかなどを、実際に比較した内容をもとに詳しくまとめます🐾

 
 
 

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